同人誌からもいろんなものが学べる時代

今、電子コミックの世界で人気になっているのが、NTRという特殊な性癖をテーマにしたアダルトコミックや同人作品だ。

これらのNTR作品を読むと面白さだけではなく、今の若い人たちの生活の現実や心の叫びみたいなものが、作品の中に詰まっているからすごく勉強になる。

これらの作品を読んでいるのはおそらく、30代から20代後半の都市部に住んでいる独身男性たちだろう。

この独身男性たちの多くが、これから40代を過ぎても、ずっと結婚をせずに正社員か、フリーターで働き続けるか、それとも、派遣労働をして実家にいるのではないかと思われる。

これからの時代、男性の結婚に関しては決断の時期がすごく難しくなる。まず男性の仕事自体が終身雇用ではなくなった。それに、年功序列でもない。

だから、もし、男性が給料ダウンになったとしたら、もしくは失業したりしたら、10年20年とがんばってきたことがすべてムダになってしまう。

そうなってしまった時の精神的な苦痛ははかりしれないものがあるだろう。

それなら、結婚せずにずっと独身をつらぬき通すか。

結論からいえば、結婚はすべきだと思う。特に都会に住む男性は、女性と協力しながら生きなければ、自分が失業したり、給料ダウンになったら、一撃でアウトになる。

最近はお金に困ったなら、生活保護や自己破産すればいいなどと無責任なことを言う人が多い。

生活保護にしても、今は受給が超厳しい時代だ。地道にサラリーマンで生きる方がいいに決まっている。

現代の人気同人作品の内容を見ると、そういう時代の男性の葛藤みたいなものがあることがすごくよく解る。

多少、歪んだ性衝動のようなものがあるようにも見えるが、それだけ今の時代が、男性にとって生きるのが難しい時代だということの現れなんだと思う。